1月5日(土)1時半から行いますので、ご来山下さいますようご案内申し上げます。
◎法要
◎法話
◎祝宴
◎会費 1人1000円也
イサカより私の家族へ −覚樹−
8月の日本はまだだいぶ暑さが残り、じめじめした天気が続いておりましたが、皆様お元気でしょうか。私がこの夏龍源寺に帰りました時はちょうど台風の影響で東京は大雨でしたけれども、この雨のおかげで龍源寺の緑はより一層耀きを増したかのように感じられました。そして、この雨は水不足時の恵みの雨であったのと同時に、自分で言うのは恥ずかしい事ですけれども、この雨は私が帰ってきて観音様が喜んでくださっているように感じられました。
時間が経つのは大変早いもので、私が日本を離れてからもう1年が過ぎました。お蔭様でこの秋から、コーネル大学の大学院に入る事ができまして、これも皆の全面的な協力があったからこそであり、心から感謝しています。どうもありがとうございます。学部はアジア研究で、専攻は東アジアの宗教で、特に私は白隠の夜船閑話の翻訳を目指しています。この1年、週1回のコーネルの坐禅会に休まず参加し、また、たくさんの宗教家たちが集う、ある北アメリカの宗教大会では、その中で坐禅会を指導させていただきました。
この夏には、コーネルの卒業者向けに行われるプログラムの一環で、仏教のクラスがありまして、そのなかの1コマ、約1時間半をいただき、1)今までの私の経験、2)修行道場での生活、3)坐禅とは何? そして、4)禅
とは何か、を話させていただきました。これがどういうわけか上手くいった所がありまして、多くのコーネリアン(コーネル卒業生の事)に仲良くしていただきました。さらに運がいい事が続きまして、私に、日本語の学部から日本語の先生のアシスタントとしての招きがありまして、生徒に日本語を教えてあげてくれないかと言うのです。1度も日本語と言うものを本気で勉強した事がない私に。しかし、これほど異文化を勉強できる機会はないと考えた私はすぐに承諾しました。これは後で知った事ですけれども、アシスタントをしている限りは奨学金を得ることができる。つまり、授業料全額免除、保険も払っていただけるそうで、さらにちょっとしたお給料がいただけるそうです。これで更にやる気が沸いてきました。
そもそも、コーネル大学は、1868年に建てられ、アメリカの大学の中でも歴史のある学校の一つです。数ヶ所の渓谷と一つの大きな湖を含むそのキャンパスは計り知れない大自然に囲まれ、この1年、四季を存分楽しませていただきました。冬は気温がマイナス25度ぐらいまでになった事はありましたが、平林寺時代とは違って服はいくらでも着れますので、あまり寒さに対して苦労した覚えはないように思います。ここの自然環境は私の勉強にはぴったりのところであります。また、コーネルには世界中から生徒が集まり、あらゆる分野で研究が行われています。キャンパス内にある17の図書館は常に夜の2時まで開いていて、「どんな人も、どんな分野においてでも、かならず勉強できる環境がある」と言ったコーネルの創始者であるエズラ コーネルの理念が、今でも確実に生きている気がいたします。こうした環境は、自分の夢を自分のすぐ側に常においておくことを可能にし、そしてその夢の実現にむけて常に希望を与えてくれるのです。
私はこの1年、大学院に入るため英語だけを勉強していましたが、そのプログラムには、ロシア、フランス、ドイツ、スペイン、サウジアラビア、マダガスカル、クウエート、UAE、韓国、中国、台湾、タイ、インド、そしてベネズエラ、といった国々から生徒が集まっていました。彼らと一緒に生活していると、いままで当然だと思っていた事でも、異文化の中に入ると当然ではなくなる時があります。当たり前の事が通用しない時があることにきづけた事は、異文化の中で生活していく中での何か楽しみ方を見つけたような気がいたします。そして、こうした別の角度、また言うならば、世界的な視野から物事を考えることができる事は、私の研究目標の一番必要としている事でもあります。そして、またそれと同時に、いかにして日本文化、日本の伝統を守るかという事が大切になります。世界に通用する禅を、あらゆる人たちに分かる禅を創造するためにまずコーネルを「はじめの一歩」として、私は存分勉強してまいります。第二期修行時代の始まりです。
おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、しげきくん、ヨッちゃん、そして、じゅじゅちゃん、どこまでも体には気を付けてください。また私は正月に戻ります。皆がいつまでも健康でありますように、また、私が何か大きな土産話を皆に持って帰れますようにとお祈りしながら、今日はこの辺で手を止めます。

−お知らせ−
◎秋彼岸会の折りのバザー収益金74826円を「米国同時多発テロ事件被害者救援
金」として平成13年9月25日、日本赤十字杜に寄付させて頂きました。
◎京都大本山妙心寺団参を行います。
どき平成14年4月19日〜21日(京都集合、京都解散)
費用5万5千円
行程 京都・奈良(予定)